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矢野顕子ホームページ
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2011年3月12日 Toronto ON CANADA JCCC (Japanese Canadian Cultural Centre)

先週3月5日シカゴに続く3月12日トロントの日系文化会館でのコンサートへはコンサート前日11日にトロントへ向かいました。10日深夜に日本の大地震が起こり、11日早朝出発前には、トロントに来れるのかという関係者からの問合わせもありましたが、幸いなことに矢野さんは朝までにご家族、スタッフ、友人達の無事を確認することができ、予定通りにトロントに向かいました。
トロントはNYから1時間弱のフライトで時差もなく、シカゴよりも近いのですが、カナダですからパスポート持参の旅です。そして、NYよりも寒い。
日系文化会館(JCCC)の広くて明るい館内には、トロント総領事館の広報センターをはじめ、道場もあって、多くの人が週末の剣道、弓道のクラスできちんと胴着を着て練習中でした。道場の脇には日本のスナック菓子や小物を販売するショップもあり、壁にはトロントの日系移民の歴史を追う写真とその説明が展示されており、日系コミュニティ支援、日本とカナダの文化交流促進への積極的な姿勢がうかがえます。
コンサートホールのロビーでは、急遽赤十字が地震被害への募金を募ることになり、また、いくつもの地元TV局が、地震への在加日本人の反応を取材に来て、開場前から多くの人々が集まっていました。
矢野さんも、開演前に地元シティTVの夕方のニュース生中継に急遽出演、レポーターのインタビューを受けました(トロントはカナダの英語圏です)。

トロント公演も、Scoop On Somebody と一緒です。お二人のご家族も無事とわかって、一安心。東京から追ってトロント入りする予定だったマネジャーさんが成田から出発できなくなってしまったのですが二人でも準備は万端、シカゴ同様オーディエンスを巻き込んで会場の空気をなごませてくれました。

コンサートに来てくださったのは、子供達と一緒のご家族からおばあちゃん、おじいちゃんまでと幅広く、日本を離れて10-20年、それ以上、と長年トロントに暮らしている方々も多くいらっしゃったようです。そんな人たちとの一晩、次の12曲が演奏されました。

1. 股旅
2. ひとりぼっちはやめた
3. クリームシチュー
4. 春咲小紅
5. ただいまの歌
.6. How Can I Be Sure
7. いい日旅立ち
8. おお パリ
9. ラーメンたべたい
10. Prayer
11. Green Fields
- encore-
12. ひとつだけ

MCでは、トロント出身のピアニスト グレン・グールドについて、「私も大好きです。」と触れ、また、会場のピアノを 「このピアノはいいピアノです。」と、ピアノ1台1台が異なるパーソナリティを持つこと、そしてその鳴らし(慣らし)方をさくっと話してくれました。
”ラーメンたべたい“のイントロで、「トロントに美味しいラーメンは?」と客席にたずねると、「ない。」と何のためらいのない大きな声の即答。客席も笑いに沸き立ちます。残念。でも美味しいラーメンは海外にはなかなかないんですよね。

日本で災害が起きている最中でのコンサート、こんな状況下娯楽に足を運ぶのはよくないのではないか、と思いながら来場してきた人も実は多かったことと思います。でも、多くの方が来てくれて、この晩赤十字は5000ドルの募金を集めることができました。そして、次のYoshie Cowan さんからのメッセージが皆の気持ちだと思うのです。
“ホールに居たみんなが、笑顔になれるひと時を過ごせたことを感謝していると思います。私や同席した家族も同じです。お会いできたこと、嬉しかったです。これからも世界中の人々に良い歌を届けてくださいね。”
トロントもとってもいいコンサートになりました。