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2011年10月11日 Akiko Yano w/ Marc Ribot at (le) poisson rouge, NYC

昨年12月、さとがえるツアーのため日本に向かう直前、マーク(g)、ジェイ(dr)、ジェニファー(b)のフルメンバーでニューヨークでのリハーサル中にライブを行ったクラブ、le Poisson Rougeにて、今年は、マーク・リーボゥとふたりでのステージです。



去る3月27日にコロンビア大学内ミラーシアターで行われた東日本地震ベネフィットコンサートで、マークのシークレットゲストとして2曲共演した模様は、日本のテレビでも報道されていましたが、2曲だけでは物足りなかった聴衆は、この晩をとても楽しみにしておりました。
“生ハムとメロン”、“大根と味噌”と、某インタビューにて “Yano-Ribot”の組み合わせの妙を語っていましたが、矢野さんの歌とピアノ、マークのギター(と歌)、それぞれまったく別個のものだし、合わさるとこれがすごいことになろうとは、ふたりを見ただけでは、まったく想像もつきません。外見だけみると共通点皆無ですし、ね。
ステージは、、、
矢野:いつものようにアコースティックピアノ、にプラスして、ステージセンターにのマイクをセッティング。
マーク: エレクトリックギター、アコースティックギター、バンジョー、そしてボーカルマイク。
ベネフィットコンサートでも演奏された Our love is here to stay からスタート。
選曲は、マークのサジェッションだったそうです。マークのアコースティックギターが
歌とピアノの繊細さ、やさしさ、はかなさを引き立てます。
その後に続いた, さとがえるツアーでもおなじみの ”Manabeyo (You go to Learn)”では、マークはエレクトリックギターと手にとり、コーラスでボーカルも。
新曲の披露もありつつ、セットが進むにつれて、ふたりの生み出すグルーヴ感が太くなっていきます。ふたりだけだからこそ、逆に太いリズムやうねりが生まれ、その場だけでしか生まれない予想のつかない展開が起きている、というかんじでしょうか。繊細な美しさとワイルドで太いグルーヴの両方を同時体験。アッコちゃんの細腕のどこから生まれてくるのでしょう、これは? 
この日、マークのソロボーカル用に選ばれた曲は、カウボーイ・フォークソング“Bury Me Not on The Lone Prairie”. ジョニー・キャッシュが歌ったり、Red Dead Redemptionのサントラに使われた曲、 ばっちり、ぴったし、の選曲でした。
矢野さんがピアノを離れて、ステージ中央のスタンディングマイクに向かったのは、コルトレーンの“Naima"の時。矢野顕子のボーカルを堪能。美味。

通常、矢野さんのNYでのコンサートは、電車でマンハッタン外から来る人達にも“終電”を気にせずにゆっくりしてもらおう、ということで、7時~8時開演のセットが多いのですが、今回は、10時半開演のセット。少々”大人“な時間帯。
それでも、遠くから実に来てくれた人を気遣い、途中のMCで、矢野さんは、“帰りの時間は大丈夫?マンハッタンから離れたところにお住まいの皆さん?”と英語で話かけたところ、即座に“ニュージャージーとか?”とマークが茶々を入れて会場は大爆笑(ジャージーは、東京に対する埼玉みたいにNYでは認識されているのです。)。ふたりだと、MCの掛け合い?にもお人柄がでてきます。マークは刀の代わりにギターを携えるような一匹狼、浪人風だし、曲者とも見えますが、実は、機知に富むおもしろい人、なのかな?と思わせてくれる一幕でした。
“ラーメンたべたい”(今晩のスペリングは”Laamen”)、Funamachi 、とオーディエンスの“待ってました”曲が続いて、盛り上がって本編終了。
アンコールの1曲目は、矢野さんのソロで、“しあわせなバカタレ”。
最後は、この曲をやらずには終われない、“Whole Lotta Love”でヴィレッジでのギグは幕を閉じました。

おそらく、毎回違う味がでてくるだろう、ふたりの共演。
ふたりともNYに住んでいるというものの、両者のスケジュールがなかなかあわないのが実情のようですが、次回がすでに待ちきれません。
ぜひぜひ、また、すぐにお願いします!

しかし、矢野顕子 かっこいい。