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2010年08月29日 日本フィルハーモニー交響楽団
『Symphonic Entertainment Vol.2』
(東京芸術劇場 大ホール)①

「the gathering特派員」ライブ速報!
ファンクラブ会員の特派員によるライブレポートです!


ブルーノート、最終日のファーストとセカンド参加し、
ウィルとクリスと共に自由奔放に演奏する
あっこちゃんを堪能したばかりの興奮冷めやらぬ、翌週。
今回は打って変わって日本フィルハーモニー
公演でのゲスト出演。
2004年のオーケストラ・アンサンブル金沢
との共演を聞き逃している私にとって、
初めてのあっこちゃんとオーケストラの共演の体験。
青山学院高等部時代の同級生、
指揮者として活躍している渡辺俊幸氏のお話は
あっこちゃんのコンサートMCで何度も登場していて
とてもとても気になっていました。

残暑の厳しい、昼下がりの日曜日、
今年最初で最後の浴衣を身にまとい、
初めての東京芸術劇場、大ホールへ。
中に入ると大きなパイプオルガン、高い天井。
そして、日本フィル交響楽団のセッティング。
期待感高まります!

前もって日本フィルのホームページにプログラム楽曲が
公開されていて、ゲスト出演のあっこちゃんの
演奏曲も発表されていました。
「ひとつだけ」、「マイ・ロマンス」、「中央線」、「へびの泣く夜」。
どんな仕上がりなのでしょうか。

今回の公演のプロデューサー渡辺俊幸氏の登場。
オープニングは、ファンファーレ・フォー・ザ・セレブレーション。
絶妙に斜めに流れる前髪、そして真っ白な衣装、
軽やかに飛び立ちそうな動きの指揮プロデュース、
早々に鳥肌が。
映画音楽、もしもショパンが・・、ザ・ビートルズメドレーと続き、
ラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌで第一部終了。

いよいよゲストコーナー。
休憩の間にピアノの位置が真ん中へ移動。
登場したあっこちゃんは赤のフリルの肩ひもドレスに
ゴールドのサンダル、フォーマル仕様・・・!
す、素敵!色っぽい!

オーケストラは譜面の世界。
その時その場でセッションし、自由自在にもてる力を
余すところなく放出する、そんな演奏のあっこちゃんが
オーケストラをどんな風にバックにしたがえていくのか。
「ひとつだけ」のピアノイントロも、
いつもとは違う響きに聴こえてきました。
緊張しながらも、堂々と自分の世界を紡ぎあげる
強さとしなやかさ。
本人そのものです。

ジャズのスタンダードナンバー「マイ・ロマンス」は
歌に集中するため、ピアノの西直樹さんが再登場。
渡辺氏が呼び忘れたため、
てくてくと自らピアノへと向かってくる姿がなんとも
可愛らしくいとおしい・・笑
マイクの前に凛と立ち尽くし、歌い上げるあっこちゃん。
渡辺氏が前ふりで「虹色のうた声」と称した
その声は、まさに変幻自在。

一番感動したのは「中央線」。
バイオリンの繊細な響きが夜の星空の光景を
それはそれは美しく彩ります。
実は、渡辺氏、youtubeで中央線をチェックしていて、
あっこちゃんから送ってもらった譜面とコードが異なり、
混乱した、、というエピソードも。

大好きな「へび泣く夜」も、豪華な仕上がり。
この曲を初めて聴いたのは雪の金沢だったなあ、
悲しさ満点の中にある一筋の希望の道筋って感じ
の歌詞に感動して涙した北陸の夜を思い出しつつ。

そして、オーケストラの演奏に戻り、もう出番はないのかな、、
と思いきや。
なんとアンコールで「おおパリ」!
またもやピアノを真ん中に移動する際、
渡辺氏とあっこちゃんが追いやられて端っこに
よける場面がとても可愛らしかったです。
「金は円で払ってやるーなんて大きく
言ってしまってる歌詞なんですけど」
の断りを強調するかのように大きな声で
歌いあげる姿が印象的。

「としゆきは生徒会長だったのよ」
「あっこと知り合ったのは、共通の友人からの紹介で・・
あの頃はまだ歌っていなくてジャズピアニストになるものと
ばかり思っていた・・」
と同級生トークも満載。

わずか5曲でしたが、総じてオーケストラという束縛の中、
あっこちゃんがいい意味でバックのストレスを感じつつ、
丁寧に自分を解放していく姿を見ることができ、
本当に貴重な演奏だったなあ、と感じました。

コンサートの後は大好きな日本酒居酒屋の
浴衣会に参加し、こころゆくまでコンサートの余韻を肴に、
夏のお酒を楽しみました。
2010年の夏が終わったな、と感じた一日。

ペンネーム:masae様より

【セットリスト(矢野顕子演奏曲のみ)】
1.ひとつだけ
2.マイロマンス
3.中央線
4.へびの泣く夜
EC1.おおパリ