2009年12月20日 長岡市中之島文化センター

長岡市中之島文化センター
新潟県長岡市
主催者・参加者コメント

"水害・震災復興祈念"と題した出前コンサートは、大みそかまで残り10日という日に行われました。

コンサートの3日前から本格的に雪が降りはじめましたが、豪雪地として知られる新潟県の中で、当地は雪の量はそれほど多くなく、「最近は年内から積もることもないからきっと大丈夫」と考えていました。
しかし、強い風と吹き付ける雪、続々と伝えられる列車や空港の運休情報を聞き「矢野さん、無事に来れるのだろうか?」と不安を感じながら公演当日を迎えました。

館のスタッフは、前日から懸命に除雪作業に取り組んでいたものの、降り積もる雪にまったく追いつかないため、急きょ、業者さんにお願いして、ブルドーザーで駐車場を除雪してもらい、 入社して2ヶ月半の私が、矢野さんや矢野さんのスタッフの皆さんを、それぞれ車でお迎えにあがる役目を担当しました。

到着時刻に向け、駅へと向かった私でしたが、先発したスタッフが乗った電車は雪のため途中で止まってしまって、 いったん館へとトンボ帰り。
その後、ルートを変更して先発スタッフの皆さんがようやくたどり着き、遅れて、矢野さんも同じ経路で電車を乗り継いで、無事到着されました。
(実際にご本人にお会いするのは初めてなので、駅の待合室で待っている間は緊張で時間の経過がとても遅く、御挨拶の時に声が震えてしまいました)

駅から館へと向かう車の中で、私自身も被災者の一人だった、5年前の「水害と地震」について、当時のことをお伝えしました。
地元での出来事、そして水害と地震が同じ年に起きたという状況を話すと、矢野さんはとても真剣に聞いてくださり、また心配してくださって、胸がいっぱいになりました。

コンサート本番では受付を担当しました。
残念ながら、ゆっくり生演奏を聞く事が出来なかったため、楽屋担当のスタッフにお願いして、少しの間だけ交代してもらい、数曲聞く事が出来ました。

外は、しんしんと降り積もる雪で冷え込んでいたのですが、矢野さんの演奏する曲、歌声、そして、曲の間で矢野さんが話しながら奏でるピアノの音、そのすべての音色がとても心地よく、ほんわりと心が暖まる感じがしました。

きっと、お客様も同じ気持ちで矢野さんの音楽を堪能出来たのではないかと思います。

コンサート終了後、矢野さんとスタッフの皆さんと一緒に打ち上げをさせて頂きました。
「大雪の中、来て下さり本当にありがとうございました」と感謝を伝えると矢野さんは「私は今まで1回もコンサートを中止したことないの」「さすがに今回はどうかと思ったけれど、やっぱり大丈夫だった」と話してくださり、夢のようなひと時を過ごす事が出来ました。
今後は是非、一人の観客として矢野さんの音色に浸りたいと思います。

"水害・震災復興祈念"矢野顕子出前コンサート in 長岡市中之島文化センター
主催:長岡市・長岡市中之島文化センター